在ブルネイ日本国大使館よりのお知らせ(新型コロナウイルス(初期エンデミックフェーズにおけるブルネイへの空路出入国ガイドライン))

令和4年3月31日
ポイント:
●日本が「トラベルグリーンリスト対象国及び地域」に指定されました。
●必要不可欠ではない(non-essential)目的であっても、「トラベルグリーンリスト対象国及び地域」からのブルネイ入国が可能となりました。その際エントリートラベルパスの取得は不要です。
●ブルネイ出国に際し、首相府からの出国許可取り付けが不要となりました。
●ブルネイ出国に際し、ワクチン接種が要件化されました。

本文:3月30日、ブルネイ政府は、初期エンデミックフェーズ(Early Endemic Phase)における、ブルネイへの空路出入国ガイドラインの更新を発表しました。本ガイドラインは、2022年4月1日から有効となります。 ガイドラインは、以下の四つに分かれています。
1 入国ガイドラインの概要
2 ブルネイ入国にかかる必須要件
3 出国ガイドラインの概要
4 ブルネイ出国にかかる必須要件

1 入国ガイドラインの概要
https://www.pmo.gov.bn/EndemicPhaseGuidelines/[ENG-1April2022]%20Guidelines%20for%20entry%20into%20NBD%20via%20Air%20Travel%20during%20Early%20Endemic%20Phase.pdf

(1)「トラベルグリーンリスト(以下「GL」という。)対象国及び地域」は保健省のリスク評価に基づき随時更新される(ガイドライン発表時点での「GL対象国及び地域」は、オーストラリア、カンボジア、日本、マレーシア(空路のみ)、ニュージーランド、中国、サウジアラビア、シンガポール、韓国、UAEそして英国の11カ国)。
(2)ブルネイへの入国が許可される者はワクチン接種完了者のみ。ただし、ワクチン接種が未完了のブルネイ国民及び永住者(以下「ブルネイ国民等」という。)の入国(帰国)は許可される。
(3)ワクチン接種未完了の外国人はブルネイへの入国は不可。ただし、医学的理由によりワクチン接種が免除される旨記載された証明書を所持している場合、その者の入国可否は別途検討される。 (4)ブルネイの滞在資格が雇用、留学及び扶養家族で、査証免除非対象国出身の外国人は、ブルネイ渡航前に有効な査証を取得する必要がある。
(5)全ての渡航者は、入国要件を遵守する必要がある。
(6)2022年4月1日より、渡航者は以下の要件を満たしていれば、ブルネイ国際空港を経由又は乗り換えて最終渡航先まで行くことが可能となる。
ア ワクチン接種完了者であること
イ 出国前2日以内のRT-PCR検査(SARS-COV-2 RT-PCR)又は出国前1日前以内の抗原迅速検査(COVID-19 Antigen Rapid Test:ART)で陰性結果を取得していること
ウ 最終渡航先によって設定されたその他必須要件を遵守していること

2 ブルネイ入国にかかる必須要件
(1)エントリートラベルパス(以下「ETP」という。)の取得
ア ブルネイ国民等は、出発国にかかわらずETPの取得は不要。
イ 「非GL対象国及び地域」からブルネイに入国する外国人は、ブルネイ首相府渡航サイトにて到着申告フォームを入力し、ETPの取得が必要。
(2)旅行目的
ア 「GL対象国及び地域」からのブルネイ入国であれば、必要不可欠ではない(non-essential)目的の入国も可能。
イ 「非GL対象国及び地域」から入国する外国人は、必要不可欠な渡航目的のみ入国が許可される。
(3)渡航履歴
ア ブルネイへの出発前7日間は、「GL対象国及び地域」内に滞在している必要がある。
イ ブルネイ到着前7日以内に「非GL対象国及び地域」に滞在していた場合、出発地が「GL対象国及び地域」内であったとしても、「非GL対象国及び地域」からの渡航者として扱われる。
(4)渡航前必須要件
ア 全ての渡航者は、ブルネイ出発前に、以下の要件を満たす必要がある。
 ・ワクチン接種完了者であること。
 ・出国前2日以内のPCR検査(SARS-COV-2 RT-PCR)又は出国前1日以内の抗原迅速検査(COVID-19 Antigen Rapid Test:ART)を出発地の政府が認証する医療機関にて受検すること。PCR検査又はART検査の陰性証明書をブルネイへの出発時に航空会社へ提示すること。
 ・BruHealthアプリをダウンロードし、登録しておくこと。
 ・到着申告フォーム(Arrival Declaration Form)を出発前24時間以内にブルネイ首相府渡航ポータル(www.pmo.gov.bn/travelportal)内に掲載されているサイト(https://www.healthinfo.gov.bn/travel#/user/login)にログインし、必要事項を入力すること。
 ・ブルネイ到着時に受検するPCR検査及びART検査費用(合計100ブルネイドル)を到着申告フォーム(Arrival Declaration Form)上にて支払い、ブルネイ政府又は保健省が発行する「支払領収書」(渡航者の氏名及びパスポート番号が記載されている)を取得しておくこと。
イ ブルネイ滞在日数が短期滞在(90日以内)の外国人は、渡航前に新型コロナウイルスを補償対象(最低でも補償金額5万ブルネイドル)とする旅行保険への加入が必要。なお、ブルネイ国民等、ブルネイの滞在資格が雇用、留学及び扶養家族の在留外国人は不要。
ウ 過去90日以内にコロナに感染し、回復済みの渡航者で、感染したことを証明する書類(例:治癒証明書)を所持する者は、出国前PCR検査(SARS-COV-2 RT-PCR)が免除される。既感染渡航者は、ブルネイ到着後のART検査のみ受検する必要がある(20ブルネイドル/人)。
エ 空港でのチェックイン時に、以下の資料を航空会社又は入国管理当局に提示する必要がある。
 ・ワクチン接種完了を示す記録(もしくは医学的理由によりワクチン接種が免除される旨記載された証明書)
 ・有効なパスポート
 ・到着申告フォーム(Arrival Declaration Form ※必要事項入力後、登録したE-mailにPDFが送付される)
 ・ETP許可(「非GL対象国及び地域」から入国する外国人のみ該当)
 ・出国前2日以内に受けたPCR検査の陰性証明書もしくは出国前1日時間以内に受けたARTの陰性証明書
 ・治癒証明書(該当者のみ)
 ・ブルネイ到着時に受検するPCR検査及びART検査費用支払い済み領収書
 ・新型コロナウイルスを補償対象とする旅行保険証書(該当者のみ)
 ・有効な査証又は入国パス(該当国籍者のみ)
(5)ブルネイ到着後の流れ
ア 「GL対象国及び地域」からの入国者
 ・到着後、空港でPCR検査及びART検査を受検。
 ・受検後、直ちに自宅又はホテルへ移動し、隔離へ。PCR検査の陰性結果を受領するまでの間外出は不可。
 ・隔離措置を受ける場所までの移動方法は、独自に手配した移動手段又はホテルが提供する移動手段を用いることとし、公共交通機関を使用してはならない。
 ・入国2日目及び3日目(到着日を1日目とカウントする)にART検査を実施し、結果をBruHealthアプリで報告。
 ・検査結果が陽性であった場合、隔離継続となり、対処方針に基づいた適切な処置が施される。
イ 「非GL対象国及び地域」からの入国者(含む、ワクチン未接種者)
 ・到着後、空港でのART検査に加え入国5日目(到着日を1日目とカウント)に指定場所においてPCR検査の受検が必要。
 ・空港でのART検査後、自宅あるいはホテルにて隔離措置。  ・隔離期間中は、到着5日目のPCR検査に行く機会を除き、隔離場所からの外出は不可。
 ・隔離措置を受ける場所及びPCR検査場までの移動方法は、独自に手配した移動手段又はホテルが提供する移動手段を用いることとし、公共交通機関を使用してはならない。
 ・到着5日目に受けたPCR検査の陰性結果を受領するまで、隔離場所で隔離措置を受けなければならない。
 ・検査結果が陽性であった場合、隔離継続となり、対処方針に基づいた適切な処置が施される。
 ウ 治癒証明書保持者のブルネイ到着後の流れ  
 ・到着後、空港でART検査を受検。
 ・隔離措置は免除。

3 出国ガイドラインの概要
https://www.pmo.gov.bn/EndemicPhaseGuidelines/[ENG-1April2022]%20Guidelines%20for%20exiting%20NBD%20via%20Air%20Travel%20during%20Early%20Endemic%20Phase.pdf

(1)首相府から出国許可の取得は渡航先を問わず不要。
(2)ブルネイ出国者の要件は以下いずれかに該当する者
 ・ワクチン2回接種済み、かつ、2回目接種日が渡航日から遡って3ヶ月以内の者
 ・3回目接種完了者
(3)ワクチン未接種者に関しては、ワクチン接種免除の証明書を所持していれば別途出国許可につき検討される
(4)ブルネイの滞在資格が雇用、留学及び扶養家族の在留外国人がブルネイを短期出国又はブルネイに再入国する場合、渡航予定日前までに有効な再入国査証を取得しておく必要がある

4 ブルネイ出国にかかる必須要件
(1)ブルネイ国民等については、出国前に以下の対応が必要
 ・ブルネイ外務省e-Register System(http://www.mfa.gov.bn/Pages/eRegister.aspx) への入力
 ・短期渡航の場合、渡航前に新型コロナウイルスを補償対象(最低でも補償金額5万ブルネイドル)とする旅行保険への加入
  (※) ※旅行保険への加入に関し、ブルネイ国民等で外国に雇用、留学又は扶養家族として渡航する場合や永住者で母国に帰国する場合は免除される。 ※ブルネイ国民等で外国に雇用、留学又は扶養家族として渡航する場合であっても、取得した査証に応じ、然るべく各種必要事項に遵守する
(2)学生(ブルネイ国民及び永住者)で、これから海外留学を開始する者、又は研究国に戻る者については、ブルネイ出国前に以下オンラインリンクから登録が必要
 ・研究国に戻る学生:bit.ly/pendaftarankeluarnegeri
 ・私費学生:bit.ly/pendaftaranprivatestudent
(3)空港でのチェックイン時に、以下の資料を航空会社又は入国管理当局に提示する必要がある。
 ・ワクチン接種完了を示す記録(2回目接種日が渡航日から遡って3ヶ月以内であること、または3回目接種を完了していること、あるいは医学的理由によりワクチン接種が免除される旨記載された証明書を提示することのいずれか)  ・有効なパスポート
 ・e-Register登録(ブルネイ国民等のみ)  ・新型コロナウイルスを補償対象とする旅行保険証書(該当者のみ)
 ・その他、最終渡航先から要求されている書類
(4)最終渡航先から要求されているその他入国要件を満たすのは渡航者自身の責任
(5)渡航者がブルネイに再入国する際は、全ての入国要件を遵守すること なお本メールは、2022年3月30日にブルネイ政府より発表されたガイドラインを仮訳したものです。今後、ブルネイ政府の政策により、予告なく内容が変更されることがありますので、予めご了承ください。
渡航のご予定がある場合は、ブルネイ政府の政策及び、渡航先の入国に係る要件等、最新情報の入手に努めてください。
★初期エンデミックフェーズにおけるブルネイへの空路出入国ガイドラインFAQ★
https://www.pmo.gov.bn/EndemicPhaseGuidelines/[ENG-1APRIL2022]%20FAQs%20-%20Exit%20and%20Entry%20Requirements%20for%20Air%20Travel%20in%20Early%20Endemic%20Phase.pdf